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物価と為替レート

Filed under: FX関連 — beginner @ 2:43 AM 2011年8月26日

1つの国は、工業がどんどん発展していて、輸出工業としての生産性が高い国だとしましょう。もう1つの国も工業がさかんですが、この国よりも、10倍の生産性を持っていることにしましょう。国際市場に輸出している場合には、「一物一価の法則」によって、それぞれの国の輸出品における価格は一緒になります。

「一物一価の法則」とは、「いちぶついっかのほうそく」と読みます。英語ですと「law of one price」と書きます。これは、経済学における概念であり、自由な市場経済では、同一の市場、そして同一時点、同一の商品は、同一の価格でなければならないと言う法則です。

ですから、10倍の生産性がある工場がある国は、10倍の所得になりますよね。また、国内におけるサービス業が、もう1つ国の、国内サービス業と比べてみたら、倍、生産性がある場合です。国の中では、輸出するための工業労働者と、これらの国内サービス業における労働者の賃金が、「一物一価の法則」によって決められた場合はどうでしょう。前者のサービス業は、後者のサービス業に比べて、5倍の料金にしなくては経営が維持できません。

これらのことを踏まえると、ふたつの国では、輸出工業品の値段が一緒なのに、国内サービス料には差が生まれます。そうなると、物価も高くなってくるのです。このように、輸出競争力に差が付いている国々において、実際の為替レートと、購買力平価を比べると、どうしても差が出てきてしまいます。物価と為替レートにはこうした関係があったのです。

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